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Tubuyaku

つぶやきです。

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重陽節 6


    行軍九日 長安の故園を思う   岑参
   
        強欲登高去  強いて高きに登り去[ゆ]かんと欲するも
        無人送酒来  人の酒を送りて来[きた]る無し
        遥憐故園菊  遥かに憐れむ 故園の菊
        応傍戦場開  応[まさ]に戦場に傍[そ」うて開くべし


  
  なんとか高いところに登って重陽の日を過ごしたいと思ったが、
  ここでは、酒を持って来てくれる人が誰もない。
  はるかに気がかりなのは、長安の我が家の庭の菊が、
  きっと今頃戦場の片隅で寂しく咲いているに違いないこと。
  

                     『中国の詩情』  佐藤 保 NHK出版

  日本では今のところ目に見えた戦争はないが、きな臭い雰囲気が出てこないともかぎらない。




  
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重陽節 5


    
   九月九日憶山東兄弟            九月九日山東の兄弟を憶う  王維
   
    獨在異郷爲異客         独り異郷に在って異客と為り、
    毎逢佳節倍思親         佳節に逢うごとに倍ます親を思う
    遙知兄弟登高處         遥かに知る 兄弟高きに登る処、    
    遍插茱萸少一人         遍く茱萸を挿して一人を少くを。



      『中国名詩選』 中  松枝茂夫編 岩波文庫
    
   親族との交流も薄くなってきた。
  

重陽節 4


              飲酒     其七

  秋菊有佳色  秋菊[しゅうきく] 佳色[かしょく]有り、
  衷露採其英  露を衷[まと]うて其の英[はなぶさ]を採[と]る。
  汎此忘憂物  此[こ]の忘憂[ぼうゆう]の物に汎[うか]べて,
  遠我遺世情  我が世を遺[わす]るるの情を遠くす。
  一觴雖獨進  一觴[いっしょう] 独り進むと雖[いえど]も、
  杯盡壺自傾  杯[さかづき]尽きて壺[つぼ]自[おのず]から傾く。
  日入群動息  日入りて群動[ぐんどう]息[や]み、
  歸鳥趨林鳴  歸鳥 林に趨[おもむい]て鳴く。
  嘯傲東軒下  嘯傲[しゅうごう]す 東軒[とうけん]の下[もと]、
  聊復得此生  聊[いささ]か復[ま]た此の生[せい]を得[え]たり

  
  
  秋の菊がみごとな色に咲いた。
  露にぬれたその花びらをつんで、
  「憂き払い」(酒)に浮かべると、
  世俗から遠く離れた私の思いがいっそう深まるようだ。
  独酌でちびりちびりやっているが、
  杯が空になると、知らぬまに手が動いて、徳利を傾け杯を満たしている。
  日が暮れて、もろもろの動きもやみ、
  鳥たちも林の中のねぐらに鳴きながら帰って行く。
  わたしも東の軒下で心のびやかに放吟する。
  まずはこの人生の真骨頂(自由)を取りもどしたか。今日もまずまず無事に過ごせたのだ。
  

                             『陶淵明全集』 (上)   岩波文庫
                             
   
   「無事是れ貴人」という言葉もあるが、この思いに安住することは難しいようだ。



   

重陽節 3

” 
      九日閑居  序
      
  余[わ]れ閑居して、 重九[ちょうきゅう]の名を愛す。
  秋菊は園に盈(み)つるも, 而[しか]も醪(ろう)を持するに 由[よし] 靡[な]し。
  空しく九華を服して, 懷(おも)いを言に寄するのみ。



              『陶淵明全集』 (上)   岩波文庫 
   
  
   菊にはまだ早いようだ。


重陽節 2


   逢うための別れと思う菊の酒    藤木 倶子 

"
     『今はじめる人のための俳句歳時記』 新版  角川ソフィア文庫
     
     
  離別に酒は付きものか。
  

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